ほのぼの・甘

□仲良し?
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「ふんっ!!今日は、軍帽いないのか・・・」

参謀に入ってくると同時に、室内を見回し言った命知らずの者は、当然、大天使ミカエル様だった。

「まぁ、いい。・・・そこのお前、主はのどが渇いていらっしゃる。飲み物を用意しろ。」

最近ちょくちょく顔を出す大天使ミカエル様は近くにいたカツラギに命令した。

「今日はどうしたんですか?」

ニコニコ笑顔でメロンソーダをだしたカツラギは話しかける。
メロンソーダを一口飲んだミカエルは答える。

「そんなの決まっているだろう!主に対して何か不埒なマネをする奴がいないか確かめているのだ!!」

いつも主、一直線☆なミカエルの答えはいつだってテイトのためだ!

「本当に、テイト君が好きなんですね。」

暖かく、子供を見守る親のような笑顔でミカエルと話すカツラギ。

「当前だ!!主は、清い魂を持った尊い方で美しい方だ!!嫌いな者などいるはずがない!」

普通の人ならこっぱずかしいセリフにためらいなく語るミカエル!

「そんなに心配しなくても、大丈夫ですよ。私がいる内は、テイト君に不埒なマネをする輩がいた時は・・・」

カツラギは、普段のニコニコ仮面を脱ぎ捨てた。

グシャリ!!

いつの間に持っていたのか!?
スチール缶を左手で軽々と握りつぶした。

「いつでも、血祭りにしますから♪」

チラリッ

(今、チラッとグラサンに目線が行った気がするんですが・・・ヤバいです!!気づいて下さい。少佐!!)

コナツは必死にグラサンへと視線を送った。

ーーコナツの心の叫びは、彼の上司・グラサンには届いたのだろうか?

「さすが我が主の親のような存在だな。」

ほのぼのと会話を続けるのは、ミカエルとカツラギだった。

*END*

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