*その壱*

□愛してくれるの?
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かた、



黒曜ヘルシーランドの

窓が小さく軋んだ






「きょ、うや?」




俊敏に反応すると




「やあ、来たよ」




恭弥が窓から入ってきた



毎日彼はやってくる






「…なにかようですか?」





僕は彼の行動に悩まされる




彼は何で僕に会いに来るのか




…なんのためなのでしょう





「ん、別に」



少し頬を染めて逸らされる





すた、と床に降りてきて


「座るよ」



ソファーの
僕が座っている横に座りかかってきた




微かな距離


気まずい雰囲気



僕はすくん、と立ち上がる
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