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□世界の終わり
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14番目の疑いがかけられたまま俺とアレンは任務に向かった。
本当はアレン1人の任務だったが、待機中だった俺がコムイに頼んで(最後までコムイは渋っていたが神田が脅した)2人にしてもらったのだ。
「神田と2人だけで任務だなんて久しぶりですね!」
「あぁ、そうだな」
移動中の列車の中でアレンは神田との久しぶりの任務でうれしそうにしていたが、神田は何故か浮かない顔をしている。
(何故探索隊が1人も付いていないんだ?それにこのザワつく感覚・・・)
普通、巻き戻りの町のような場合の任務を除いて、今回のようなアクマ討伐任務に探索隊は少なからず1人は同行するものなのだ。
(少し、用心した方がいいな)
うれしそうに窓の外を見るアレンを見ながら神田はそう考えた。