―BL―

□…困った子だ…
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「いつもの純血種さまはどうした」



先程から続くこのやり取りに

「…今日はやけに構ってくれるね…」

そう呟かずにはいられなかった。

こちらが頼めば無視をし、そうかと思えば構ってくる。

「別に。…気が向いただけだ」

クス…嫌な顔してる。

ずいぶんと気まぐれな猫だ

でもこんな状況も悪くはないと僕自身思っている。


と、いうのも

「ちょ…お前、何すんだ」

柔らかいふわふわした毛が気持ちいい。
本人はこんなにツンツンしているのにこれはまるで違うものの様に僕に優しい気がする。

「別に。気が向いただけだよ」

「はぁ?」


わざと同じセリフを言って君の反応を楽しんでいる僕がいる。

「おいっやめろ」


嫌だね

「放せって言ってんだろ」


そんな風に言ったって全然こわくなんか無い

むしろ愛しく感じるだけだ…


あぁ…どうして、こんなに煽られる
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