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□Holy night
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聖夜




恋人たちは愛を語り、家族ではテーブルに美味しそうなご馳走を並べて賑やかに過ごす。



テニス部も例外はなく毎年恒例となりつつある跡部さんの家でクリスマスパーティーが開かれていた。


さすがと言うべきなのか豪華な料理の品々が広がっている。


こんなパーティー中学生らしくないと思うがそれも跡部さんには通用しないらしく、男だけの豪華だがむさ苦しいパーティーをする羽目になった。


しかも服装は制服じゃつまらないというなんともくだらない理由で跡部さんが用意した正装に着替えることになった。




「取り敢えずすげぇな」

「本当ですよ」

「ほんまあいつアホなんとちゃう?」

「いいじゃねぇか侑士!美味しいもん食い放題だぜ」

「マジマジうめぇし」

「宍戸さん!これ美味しいですよ」




なんだかんだ言って楽しんでいるレギュラー陣に対して早く帰りたいと考えてしまう。


別に部でクリスマスを楽しむことに不満を感じている訳ではない。


ただあの人はどう考えているのかが心につっかえていた。


2人きりで祝いたいと思っているのは自分だけなのだろう。


そう考えているとなんだか悲しく感じてきて少し夜風にあたってこよう思い外にでた。







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