倉庫
□クローバー
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誕生日前日、長太郎が不意に気づいたこと
それは俺を驚かすには十分なものだった。
現在、若とは周りが驚くほど健全な付き合いをさせてもらっている。
そんな中に俺の誕生日
淡い期待もしてしまうだろう
「で、どういうことなんだよ」
「日吉ってあんまりそういう事に対して興味無さそうじゃないですか」
「…確かに」
アイツは興味が無いことについてはとことん無関心だからなぁ
そんなところがたまに困らせられる。
「けど今さらだよなぁ」
「落ち込まないでください宍戸さん!きっと大丈夫ですよ!!」
「その根拠はどこからくんだよ」
「俺の勘です!」
少しでもコイツに期待した俺が馬鹿だった。
だが、長太郎の言う通りくよくよしたってしょうがないよな
キラキラした目を向けてくる長太郎をどついて、明日の事を頭の中でぼーっと考えた。
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