遊戯王GX ~超越者の奔放戦記~
□第7話 退学?またそれも一興……って、作品終わっちゃうから!!by翔
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第六話 退学?またそれも一興……って、作品終わっちゃうから!!by翔
― 朝・レッド寮自室
廃墟での一件の翌日、ミナトは流石に眠不足になりながらもアカデミアに行く準備をしていた。
「ふぁ〜あ………殆ど寝てねぇからキツイな……」
【今日は色々、ありましたからね……少しでもお休みになった方がいいですよ?】
「おぉ〜〜……」
半透明姿のライダーに返事を返し、フラフラとベッドに近づく。
― ドドドドッ!!
欠伸を噛みつぶし、少し仮眠を取ろうかと思っていた矢先に大勢の足音が階段を上る音が響いた。
「朝っぱらからうるせぇ……」
【どうします?】
「……ほっとけ」
悪態をつきながらも自分には関係ないと、布団に潜り込む。
……、が――
― ドンドンッ!!
「――けろ……――ろ! ……いと、爆――る!!!」
ドンドンとドアを叩く音が鳴り、それが寝不足の頭に響き軽い頭痛が響く。
鳴りやむ様子も無くだんだんと腹が立ってくるが、それを抑え込み布団にくるまる。
― ドンドンドンッ!!!!
― ガンガン! シュイ〜ン!! ギュゥゥン!!! ドドンガドン!!!!
「ッ…………」
【み、ミナト?】
我慢の限界を迎えたのかライダーの呼び掛けに答えず、布団から飛び出すとドアを荒っぽく蹴り開ける。
「ウルッセェェェ!!!!」
「っ!!?」
ドアの外にいた集団は行き成りの事に驚き体を震わせる、どうやら十代の部屋に様が有るらしい。
我先に意識が戻った、集団の頭らしき女性は言葉を投げかける。
「き、貴様が陸奥ミナトだな!!」
「“き、貴様が陸奥ミナトだな”、じゃねぇェェ!!!
朝っぱらからドンドンドンドンドンドン、ウルッセェんだよ!! 近所メイワクってのを考えろ、ボケェ!」
【……あ、あの落ち着いて】
明らかにミナトの声の方がデカイのだがそれを余所に部屋から十代が出て来る。
「ど、どうしたんだミナト!? ……って、誰だこいつ等?」
「何事ッスか!?」
「知るかァ!!!」