遊戯王GX ~超越者の奔放戦記~

□第3話 vs十代、異次元のヒーロー! 俺、参上!!
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― レッド寮付近


「じゃあ! いっちょ、始めようぜ!!」

「お〜け〜〜」


 そう言ってお互いデッキをセットしディスクを展開させると同時に口を開く。


「「デュエル!!」」


十代の先攻


「俺の先攻!ドロー!!
俺は《E・HERO クレイマン》を守備表示で召喚、そしてカードを一枚セットしターンエンドだ!!」


 十代は様子見なのか、そこまで突っ込んではこず、ミナトにターンが移る。


「(まずは手堅く様子見か…)俺のターン、ドロー!
俺は《M・R 電王PF》を攻撃表示で召喚!」


《M・R 電王PF》
ATK:800
DEF:600

【え、ええっと……?】


 その場にオドオドとした白と黒を基調とした電車がモデルの某仮面ヒーローが現れる。


「なんだ、そのモンスターは!?」

「コイツはお前のヒーローと同じ、世界を救う正義の味方だ!」


 十代は見たことの無いモンスターに目を輝かせる、ミナトは楽しげに口元を歪ませると答えた。


「なにあのモンスターは……見たことも、聞いたことがないわ!?」

「そうなんすか!? 明日香さんも知らないなんて!!」

「スッゲェ、俺の知らない他のヒーローと戦えるのか!!」

「このヒーロー達の力を見せてやる、電王PFの効果発動!
コイツは1ターンに一度、デッキ・手札から《R・I》と名の付くモンスターを特殊召喚する事が出来る。
俺はデッキから《R・I モモタロス》を攻撃表示で特殊召喚する!」


《R・I モモタロス》
ATK:1200  DEF:1000

【ふふん、中々楽しそうじゃねぇか】


「《R・I モモタロス》は1ターンに一度、装備カード扱いとして《電王》と名のつくモンスターに装備する事が出来、装備されたモンスターは攻撃力が600ポイントアップする!」


【おっしゃあ!!】


 赤い鬼は気合を入れるとその体を赤い光球に変え、電王の中に入っていった。


《M・R 電王PF》
ATK:800+600=1400


「更にコイツ自身を墓地に送ることで手札からモンスターを特殊召喚する!
頼むぜ、良太郎! モモ!!」

【うん、変身!】

【おおよ!!】


 ミナトの言葉に頷き、電王PFはベルトの赤いボタンを押し、パスをベルトに通すと光を放ち赤い装甲が現れ周りを飛びまわる。


「いったい何が現れるんだ!?」

「俺は《MR 電王SF》を攻撃表示で召喚する!!」


 そう言うと同時に装甲はPFに装填され、頭部レールを走り顔に割れた桃のようなモノアイが装備される。



【俺! 参上!!】








 
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