拍手ありがとうございます

お礼SS,アビスでジェイガイ甘ギャグ





(学パロ)


日差しがだいぶ優しくなってきた今日この頃

もうすぐ秋だと感じるとともに、夏ももう、終わりなのだと改めて実感する。



「何をしてるのですか?」

「…ジェイド先生」



ふと声をかけられて、俺は現実に戻る。

声をかけてきたのは、この学校の先生――しかも三年連続担任のジェイド先生だった。



「ガイは『秋』といえば、何を連想します?」

「はい?」



一瞬、耳を疑うような発言にちょっと驚いた。

先生が――あのジェイド先生が、まともな(?)質問をするなんて思わなかった。


ジェイド先生、といえば

鬼畜眼鏡で、尚且つ凄く…変態、なんだ。


普段は良心的な雰囲気なんだが、なぜか俺にだけは、サディスティックになる。

…なんの差別なんだ、これは。


だから、普通な質問をしてきた先生に疑いをかけてしまった、というわけだ。



「秋、といえばガイは何を思い浮かべますか?」

「…俺は、」



そんなこと言われても、急に思い浮かぶはずもない。

冬だったら、クリスマス、とかお正月、とかあるんだけどな。

秋は、秋休みなんてものは、特にあるわけではないし


「あーっと、ハロウィン…かな?」

「ふむ、ハロウィンときましたか…」

「…?」



先生の意味ありげな返答にまたもや、疑問を抱いてしまった。


…今日の先生は、いつもの先生じゃない

俺の本能がそう、悟った。




「せ、先生は『秋』といえば何ですか?」

「私ですか?…なんだと思います?」

「…それがわからないから聞いているんだろ……」

「何か言いましたかぁ?」



笑いつつも、目が笑っていないジェイド先生

本気で怖い。

だから、「いえ、なにも」と誤魔化しておいた。

…たぶん(絶対)誤魔化しきれてないと思うんだけどな。

そもそも、あの先生に勝てる人なんて、確実にいないだろうし。



「…もう一度聞きます。秋といえばなんですか?」

「(またかよ…)えーっと…なんだろうなぁ?」



今回の先生はかなりしつこいらしい。

何度も訊ねるってことは、結果的に何かがあるってことだろ?

…なんだったけな?



「ヒント、私に関係があります」

「先生に…?――あ、」

「思い出しましたかぁ?」



そういえば、ジェイド先生の誕生日が11月にあったはず。

授業中にもかなり、自分の誕生日を強調しつつ、勉強を教えていた気がする…、


というか、自分の誕生日を授業中に強調するなよな!

…ほんとに教師かよ。



「先生の、誕生日?」

「…気づくのが遅すぎですよ」



どうやらアタリだったらしい。

…ったく、人騒がせな先生だな。



「ガーイ」

「なんですか…?」



言っておくが、面倒ごとはゴメンだ。

特にジェイド先生の面倒ごとは、確実に回避したい。


なぜなら、それはもちろん


経験上、知っているからだ



「私に最高ね誕生日プレゼント、くださいますよねぇ?」

「…具体的には?」

「はは、それはもちろん…貴方、ですよ」



一瞬、思考が停止した。

先生の言ったことが、俺には理解出来なかった。


だけど、すぐに頭がフル回転し、顔に血が上った。

それは紛れも無く、ジェイド先生の原因(せい)で…、



「は、はれんち!」

「何とでも言ってくださって結構です」


「変態陰険鬼畜眼鏡ーっ」



しれっ、と惚ける先生に、思い付く限りの嫌味を言ってやった。

すると、鬼畜眼鏡は、



「…心外ですねぇ」



本気でそう思っているのか、先生の顔が一瞬、歪んだ。

あ、ありえないよな?



「お仕置き希望、なのですか?ガーイ?」

「は…?そ、そんなこと一言も言ってないからな!」




11月22日
(夢なら早く覚めてくれ!)




---あとがき

これ、続きます
ジェイドさんの誕生日記念に小説、書くと思います

いつの間にか、9月も終わりですよ、
ほんと、早いものです←

シルバーウィーク辺りから、書き始めていました(この拍手を)←

とりあえず、11/22までに記念小説を書き上げます!
一応フリー小説…ということで、

頑張らなくてはいけませんね…←


ほんと、全てが他人事←



ここまでお読みいただきありがとうございました!



09,09,30






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