In The Ugly World a Period

真っ白な紙に描いたその絵は
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血塗れ乙女は何を知る








この両の眼を潰して、私をここから連れ出して 





白骨死体少女は



最後には子供を食べちゃうの






冷たいその瞳に映るものは






「跪いて助けを求めなよ、そうすればサービスで君を殺してあげる♪」





干からびた蝶が舞う街で、 死体製造の快楽(君は僕の代用品)




諦めればいいのに





  『だって欲しいんだもの』




と彼女は血塗れの顔を歪めて微笑んだ





君の抜けた心の穴は君の死体で埋めようか




『彼の事は気にしないで、もう死んでるから』






刃を振り下ろしたあとも君が笑顔で居てくれますように…






『叶えてくれるよ、絶対...だって神様は僕の玩具だもの』





人間って燃えるゴミ? 







      『いや、燃やすゴミ』



殺しちゃダメじゃん、もったいない。    


      『どうせだから食べちゃおう』





『嗚呼、この眼を潰して本当に良かった』




不可思議に笑う少年







『だって死体を隠すにはもってこいでしょう』




おなかを開いて貴方の心を取り出して上げましょう


だってそこには、もう戻れない過去の幸せの片鱗があるんですもの






お母さまのおなかの中で星は終わりを告げました


赤ときれない剃刀



         『失われた子供は何処へ行ったのだろう』




死んで口を閉ざすつもり?



         『逃がさないわ』






死んでちょうだい、あたしのために 


(彼女はひどく美しく笑った)







切り裂かれた産声






悲鳴も夜の闇に溶け
 








干からびた愛情


         潤う殺意




殺気と凶器を圧縮プレス



         希望に擬態した絶望がほくそ笑う







君を殺めてしまったのは

            

           『誰?』










丸焼きにされた供物







打ち捨てられた人形のシタイ


 




          絶望的な遊戯





不明瞭なアスファルト





           戯れる髑髏







死体が実る大樹









ねえ、どうして貴方は






みんな嘘
       すべて嘘
             かれも嘘






純真だった鳥の眼差し



   に落ちていくのは砂とあたし




湖月に舞う鎮魂華



   それと共にムーランルージュは夜踊る






いくら巻き戻したって生き返ったりしないのよ?



         『だって貴方のビデオテープは、私が壊したのだから』







闇足音を聞き思い出したかのようだ、



あの時の惨劇



された夕闇






殺戮の朝が揺れる





     『逃げたっていいのにね』
















の手招きに誘われる





このをあげるよ君を愛せなかった




せめてもの罪滅ぼしに
 






















貴方をす夢を見ました


     『嗚呼、正夢だったら...』







このまでをもして欲しいの








       例えばそのやかな色の羽根をもいで








もう顔も見たくない











もう声も聞きたくない







          だから君を



























歪んだ世界鎮魂歌を 
 
 
  
 
  
 
  
 
  
 
 
 
  
 
 
 
  
 
 
  

 
 
  
 
 
 
 
 
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