In The Ugly World a Period

真っ白な紙に描いたその絵は
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それは 始まり




          『神様、私は誰よりも貴方を愛しているのに』








それは よりも 深く




          『焼け付いた 残像』








それは 輪廻の 物語




          『運命が変わることはないから』









それは 絶対なる 掟



          『破ることは許されない 逆らうことも、許されない』









それは の世界



          『姫は魔女を忘れられるのか』









それは 過去の 悲しい 記憶



          『物語は シナリオ通りに』









それは の 悲しい 決意



          『一つだけしかない 選択肢』









それは の 確実事実



          『君が、どうしようもなく、恋し、い』









それは 失うのが 恐かった だけで



          『もう、彼女を失いたくない』









それは さえ 壊す程に



          『何で、忘れていたのだろうか』









それは 本当の 運命の 始まり



          『もう彼の元へは 返さない』









それは の 恋



          『愛しています 今も、昔も』









それは 純情と 混濁



          『嗚呼、幸せだ』 『信じられない』









それは 嫉妬と 悲しみの 声



          『彼女と一緒に居てはいけない理由を話せ!』









それは 狩り人と 魔女の 駆け引き



          『僕の役は 魔女なんかじゃない』









それは 笑顔と 笑顔



          『彼の隣は 最初から 彼女しか いなかったんだ』









それは と 君の 幸せ
   

       
          『早く 戻って来て』








それは 毒林檎と 魔女の 配役




          『王子様なんて 物語の配役には 最初から 居ない』








それは 毒林檎の 本当の 配役



          『どうして僕が 王子じゃないんですか』









それは 一人ぼっちの 魔女の 願い



          『ヒントは この物語に 最初から 存在しなかったものです』








それは 物語が 完成する 材料



          『どなたか 王子役はいかがですか』









それは の 本当の 気持ち



          『私は、』







それは 魔女の 沢山の 願い






          『僕は、どうなるのかな』








それは も幸せに 成れない ひとりぼっち





          『彼女は 君が死んで幸せになれるとでも 思っているのか』








それは と 握ってくれた 手





          『おかしいな なんで君は 泣いてるの?』








それは ごめんなさいと ありがとう






          『魔女が ひとりぼっちなんて 誰が決めたんだ』

















































それは 尊い 物語








          『王子と 姫と 魔女』
 
 
 
  
 
  
 
 
  
 
  
 
 
  
 
 
  
 
  
 
 
 
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