□閉ざされた魂 3
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――トントン


「オヤジ、ちょっといいかよい」



マルコは船長室の扉を叩き部屋に入ると中に居る人物に声をかけた
それに続きサッチとエース、アリスと一緒に名無しさんも部屋へと入って行った

部屋の中に入ると白ひげと、今入ってきた隊長3人を除いた残りの隊長達が揃っていた







「……マルコお前が言ったガキか…」


「そうだよい。名無しさんって言うみたみだい」


「名無しさんか……ニャリ」


『……ビクッ……ッツ……』


「オヤジあんまり脅かすなよ ワラ」


「それにしてもちいせぇな」


白ひげは名無しさんを見て口元を緩めた姿と、部屋の中に居た隊長達からの声に、アリスの脚から少しだけ出していた顔を隠し肩をすくめ俯いてしまった。それを見たアリスは


「大丈夫よ。さっきも言った通り、この船には名無しさんを傷つける人は居ないわ」


そう言ってアリスは名無しさんと目線を合わせ頭を撫でながら話かけた


それを見た白ひげは


「随分とアリスには懐いてるじゃねえか」


「そうだねい……俺達の事は無理みたいだけどねい。さっきもアリスが隣に居たから話が出来たようなもんだからねい」


白ひげの言葉にマルコが返事をする
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