リクエスト
□俺の彦星
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もしも、自分にとって1番大切な人と1年に1度しか逢えないとしたら、俺はどうするだろう
1年に1度だぞ、まじ耐えられない
織姫と彦星って凄い
俺だったら何が何でも、毎日逢いに行きたい…
てか逢いに来て欲しい…なんて口が裂けても言えねーけど
でも咲人だったら…
「それが決まりならしょうがないでしょ?じゃあまた1年後ね」
とか言いそうじゃね?
ああ見えて、つか見た目のまんま冷たいし、普段は…
「咲人はどうする?1年に1回しか逢えなかったら」
「…あぁ、今日は七夕だっけ?」
「世間ではそうですよ」
「1年に1回でしょ?俺だったら、新弥と一緒に住むかな」
「え?」
「1年に1回なんて無理無理、だったら新弥と一緒にどっかに行って、一緒に暮らしたい」
意外…
見事に俺の予想と180度違う解答だし
それより、咲人が俺のことを想ってくれてることが凄い伝わって、聞いたこっちが恥ずかしくなってきた
「聞いといて黙んないでよ、新弥はどうなの?」
「俺も無理に決まってるじゃん」
「だよね、てか新弥、顔赤いんだけど?そんなに嬉しかった?」
自分でも分かるぐらい顔が熱い
誰だって、こんな風に言われたら赤面するだろ!!
「赤くないし」
「赤いから。新弥なんか生意気ー」
「生意気とか、俺どんな立場だよ;」
「俺の可愛い彼女」
「黙ってください」
まじで恥ずかしくなってきた
ちょっと黙ったと思ったら、座ってた咲人は、這うようにして俺のほうに向かってきた(俺らは家でのんびり中)
何ですか咲人サン
咲人の細い腕が伸びてきて、俺の頭をがっちり固定、意外に力ある
んで深いキス
咲人はちゅーが好きらしい(付き合い始めたばっかのときは凄かった)
「……っん、…ぁ…」
「新弥えろい声出すね、そんなに良かった?」
「出るんだもん、つかえろくない」
「今日の新弥は強気だねぇー?」
今日の咲人は王子じゃないね、どうしたの、いつもの感じは