07/05の日記

15:04
M^Y
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「ただいま-」

久々の我が家だ

まぁ
久々と言っても
3ヶ月前には帰ってたし


そんなことは
どうでもいいとして

父さんが
いつものエプロンをつけて
俺を出迎えてくれた

「正、おかえり-。疲れただろ?ご飯作るから、部屋で待っててね」

「父さん、ありがとう。それより良は?」

俺は
良を目で探す

「えっと...部屋にいるのかもしれない...部屋に行ってみたらどうかな...良-?」

父さんは
そう言ったけど
良を呼んでくれた

「わかった。ありがとう、父さん」

「ご飯できたら呼ぶからね-」

父さんにありがとうと言って
良の部屋に向かった

「良-?入るぞ」

そう言って
部屋に入ると
良は
座ってうつむいていた

「良、どうした?」

そう問いかけると
良は
わかんねぇと
呟いた

「なんで正統継承者が兄貴じゃなくて俺なんだよ...俺の力なんか兄貴に到底およばねぇ...そんなんで烏森なんて、守れやしない」

「なんだ、そんなことで悩んでたのか」

やっぱり
良はまだまだガキだな

「かわいいやつだな」

ちょっと笑うと
向こうは向こうで
真剣だと
顔を真っ赤にしながら
怒って叩いてきた

「お前と烏森なら、俺が守ってやる」

一瞬
良の動きが止まり
またうつむく

それを見て
良の顎をつかみ
唇と唇を重ね合わせた

やっぱ
良といると
落ち着く

俺は
良のために
強くなったんだ...

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10:33
C^N
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俺は
あいつのことがわかんねぇ

何回も何回も
俺の気持ちを
あいつに伝えてるのによ...

あいつは...

俺のこと
どう思ってるんだ...?

「おい、ナリ」

俺は
思い切って
聞いてみることにした

「お前は、俺のこと...どう思ってんだ...?」

「いきなり何を言い出すのだ...貴様ごときが我に話しかけるなど、100万年早いわ」

やっぱ
こういう結果になるか...

でも...

俺は本心を知りたい!!

「ちゃんと答えてくれ...俺は真剣なんだ」

ナリは黙り込む

...そりゃそうだろうな...


考えてみりゃ
俺はあいつに突然聞いて
結論を出せと言っている

すぐに
出るはずないよな

「...すまねぇ...変なこと聞いちまって」

ナリは
黙ったままだ

...やっちまった

「...じゃあ俺はそろそろ帰らせてもら...」

立ち上がり
襖に手を掛けようとしたとき
俺の袖口を
あいつは掴んでいた

「...まて...まだ行くな...」

...はぁ

よくわかんないぜ
こいつはよう...

あ-ぁ...

顔が真っ赤だぜ?

まぁ
そんなところが
好きなんだけどな

...しょうがねぇ

もう少し
待ってやるか

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