06/25の日記

09:59
S^X
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「おい、カス」

また機嫌が悪いらしい

いつも通りのことなんだけどよぉ

「なんだなんだ!?」

オレは上司の部屋へ走って行く

「はぁ...はぁ」

全速力っ走ったから
息切れが起こる

「...遅い。呼んだら1秒でこい」

そんなこと言われたってよぉ...
1秒でこれるはずねぇだろ

「ところで、なんなんだ?」

まさか
用がなくて呼んだんじゃ...ないよな

「特になにもない」

「はぁ!?」

なんなんだよ...

走って損したぜぇ...

「じゃあなんで呼んだんだ?」

「何となくだ」

はぁ...

ため息をつきたくなる

「...何もないならオレは戻るぜぇ」

何もないなら居たってしょうがない

早く戻って仕事も終わらせないとな

「じゃあな」

そう言った瞬間

後ろから上司が抱き付いてきた

「えっ...」

「俺に付き合え」

なんか
いつもと違う
今日はどうしたんだ...?

でも...

どこか
嬉しさがあった

振り向かず
抱き付かれた上司の手を
ギュッと握った

オレは
顔が真っ赤になっていた

「どうしたぁ...今日はいつもより変だぞ」

「...今日の俺はどうかなってる」

否定する訳ではなく
あっさりと肯定した

何か寂しいことでもあったのか

らしくないぜぇ

「ちゃんと寝てるのか?寝不足なんじゃねぇのか?」

でも
寝不足でこうなるのか

普通

「わからん....だがこうしていたい」

「...っ//」

さらに顔が赤くなる

でも...

オレもずっとこのままでいたい

「なぁ...オレ...ボスのこと...?」

いつのまにか上司は
オレの背中で抱き付いたまま
寝ていた

「はぁ...やっぱ寝不足だったんじゃねぇか」

上司が起きないように
静かにベッドへ運ぶ

小さく寝息を立てて眠る上司に
少し笑ってしまった

「このくらい大人しければいいのによぉ」

そんなことを言って
上司にキスをした

「おやすみ...ゆっくり寝ろよぉ」

そっと部屋を出て仕事に戻る

上司が起きていたのを
知らずに


「うるせぇ...ドカスが」

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09:35
P^K
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「いつまで食べてるつもり?」

柿は、麦チョコを食べている犬に聞いた

「だって、やることないし。
食ってるときが一番おちつく」

犬は、袋を抱えながら食べている

「ふ-ん。そうなんだ」

柿はそんな犬を見て、犬の隣りに座った

「美味しそうじゃん。
少しちょうだいよ」

「ん....ンっ!!」

いきなりキスをされ、舌が口内に侵入してきた

そして、口の中のチョコを柿は奪い取って行く

「...ご馳走さま」

柿は微笑み、赤面している犬を見つめた

「...何?赤くなってんの?」

「う、うるさい!!
か、柿がいきなり...
あんなことするから...」
「嫌だった?」

柿は、犬の目を見て言った

「べ、別に...
そういう訳じゃない...けど」

目を背け、ほっぺを膨らませた

「...犬。」

犬が振り向くと、優しくキスをし犬の頭を撫でた

「犬。大好きだよ。」

「...っ//」

柿は笑顔を犬にむけ、どこかへ行ってしまった

そんな柿を見送り、犬はそっとつぶやいた

「...俺も、大好きだ」

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09:35
69^27
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[死にたい]


「死にたいよ」

細い体で 消えそうな声で 27は69に言った

「...えっ?」

「だから...死にたいんだよ...俺がいるとみんなに迷惑かけるだけだしっ」

パーン...

69の手が27の柔らかい頬を叩いた

「...っ!!何するんだよ!!」

69は27の目を見た

「27くん、死ぬのはあなたの勝手ですが、悲しむのは誰ですか?泣くのは誰ですか?そういうことを考えたことはありますか?...はあ...君は勝手すぎですよ...君がいなくなったら...僕は...何を頼りに生きればいいか分からないじゃないですか...一番悲しみそして泣くのは僕ですよ」


69は27を固く抱きしめた

「君が迷惑なヤツだと思ったことなど一度もありませんよ...だからお願いだ...[死にたい]だなんて僕の目の前では、もう二度といわないで下さい...僕はずっと...あなたのそばにいるから..

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