何でも辞典

【み】 1件

【御台所 (みだいどころ)】

貴人の正室に対する呼称で、御台盤所とも言う。

江戸時代には将軍の正室にのみ使用された。

江戸時代の御台所は、
主に天皇家、世襲宮家、公家から迎えられることが多く、
初代家康、二代秀忠、十一代家斉、十三代家定の御台所以外はこれに倣っている。


また、天皇家や公家に外戚を作って、政治に介入されないように、
御台所には子が生まれないようにしていたらしい。

実際に子を産んだ御台所(正室・御廉中も含めて)は、
初代築山殿(松平信康、亀姫)、
二代江与(千姫、珠姫、勝姫、初姫、家光、忠長、東福門院和子)、
六代煕子(豊姫、夢月院。共に夭折)、
八代理子女王(死産。紀伊徳川吉宗正室)、
九代増子(早産。間も無く死去。御廉中)、
十代倫子女王(千代姫、万寿姫。共に夭折)、
十一代寔子(敦之助。夭折)、
十二代喬子女王(竹千代、儔姫、最玄院。いずれも夭折)、
十五代美賀子(夭折)。

御廉中とは、将軍世嗣の正室の呼称である。



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