何でも辞典

【ま】 2件

【舞妓 (まいこ)】


舞妓とは主に京都、またその他の地域における芸者・芸妓の見習いのこと。

かつては9〜12歳、戦後からは労働基準法などの改正により、
現在は中学卒業後の少女となった。

舞妓になるためには、「仕込み」という、
研修期間を終えなくてはならず、
舞妓になる約一月程前から姉さんについて「見習い」としてお座敷に上がる。
その期間に締める帯を「半だらり」といい、
舞妓が締める「だらり」の帯よりも羽の長さが短い。

「半だらり」、「だらり」は、
専門の着付け師である「男衆」という男性が締める。
この「男衆」は、舞妓が芸妓となっても同じ人物が務める。


舞妓のデビューを「お見世出し」といい、
初めに結う髪型を「割れしのぶ」と言う。
また、初めの一年は、紅は下唇にしか挿せない。


二・三年経つと、それまでの髪型を「おふく」に替える「わげ替え」という儀式がある。

「わげ替え」をすると、正月や節分、祇園祭の時に髪型を「奴島田」、「勝山」などに結う。


舞妓が芸妓になる儀式の事を
それまでの赤地の襟から白地の襟に替える事から「襟替え」といい、
このときに結うのが「先笄」という髪型。

昔、置屋の女将が、自由に結婚できない芸舞妓を不憫に思い、
「先笄」に「鉄漿」という、上方の花嫁の格好をさせたのが始まりだとか。


【丸髷 (まるまげ)】
日本髪の一種で、笄髷系統。

江戸から明治にかけて、関東の既婚女性の髪型として有名。

もとは、武家の既婚女性のみが結っていたが、時代と共に庶民にも広まった。


勝山髷とほぼ結い方は同じ。
だが、髷の幅が広く、丸く見える。

また、髷の大きさで年齢がわかり、大きいほど若い。



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