何でも辞典

【こ】 3件

【恋 (こい)】
恋とは、一瞬のもの。
愛よりも、浅く、軽い感情。

もし、「私は今恋してるけど、軽くなんかない!!」と思う人がいたなら、それはもう、愛だ。恋ではない。

恋は、異性、恋愛対象にのみ向けられる感情。
それはちょっとしたことで壊れやすい。
男女の恋ほど、熱しやすく冷めやすいものはない。

愛が太く、強固な鎖だとしたら、恋は、薄く、儚い硝子細工。

たとえば、一目惚れは「恋」、相手をよく知っていて好意を抱くのは「愛」。
片恋いは「恋」と「愛」とに分かれるが、夫婦の絆はほとんど「愛」。

実際には、恋をしてみなくては解らないが。


【言霊 (ことだま)】
言葉が持つ意味や力。
一種の考えようによっては、言葉には精霊のようなものが宿っているという考え方による。

また、口は災いの元、という言葉があるように、一度口に出したら最後、その言葉は絶対に消えずに残る。

言葉は、姿の見えぬ恐ろしいものではなかろうか。

一方では、言葉によって元気や勇気をもらったりすることも多く、密教のように一つのことが明暗二つのものを兼ねているようにも思う。

言葉ほど難しく、使い方に困るものはない。


【五山 (ごさん)】
中国に在る五つの神山。
崇(嵩)山、崋山、霍山、恒山、泰山。
それぞれ、国の東西南北と中央を守るとされている。
なお、崋山には蒿里という一峰があり、そこから死者が甦ると云われている。



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