二次創作

□【お兄ちゃん】
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「で、僕は具体的にどうしたらいいんでしょうか?」

話を一通り聞いて、とりあえず街に出て来たんですけど、う〜ん何と言いますか…

「そんなん兄ちゃんが決めてや〜。今日は兄ちゃんのエスコートでウチを引っ張ってぇな。」

「そう言われましても。」

う〜ん、困ったなぁ〜。
どうしたらいいんだろうか。いきなりエスコートしろと言われても何も思い付かないのだけれど…

中々進まない僕を見るに見かねた咲夜さんが「仕方ないな〜」と呟いて、僕の手をとりました。
いきなりのことで驚きです。

「ほんならウチが案内したるさかい、兄ちゃんは黙って着いてきい。」

言われるまでもなく、僕は言葉を失いました。繋がれた手から身体を寄せて咲夜さんが腕に巻き着いて来ます。そんなことされるとつい意識してしまうじゃないですか。

「ほな、いこか」

先行く咲夜さんに、僕はただ連いて行くことしかできませんでした。
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