SPIRIT

□第6章 新たなる力
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2日後…中間が終わり海月たちは制服のまま警視庁へとやってきた。
捜査本部では心配そうに見つめるディーヴァ警視総監や殿橋警部たちの中で、本来なら海月しか知らない神殿の説明を受けている4人は既に緊張状態だった。

「直哉…しっかりとやれよ」
「分かってるよ、オヤジ」
「いやぁ…でもまさかDuelmindとこうやって協力する日が来るとは…」
「Duelmind追ってた時は考えもしなかったよね…」

捜査本部には直哉達を追っていた警察官も数人いたが、殿橋警部の部下が全員いる訳ではなかった。
他の事件の事もあり最悪命に関わる捜査に自ら名乗り出た者だけを捜査に加えた結果である。

「さっきも言ったけど、テレポートで行けるのは各神殿の入り口まで…一度に4つの精霊と契約する必要はないから、1ヶ所ずつ回って行こう。
ただし、神殿の最奥部には各精霊の資格を持つ者しか入れない。
つまり契約の時は1人で…と言う事になる…契約の間は私もティアも他の3人も入れないから、十分気をつけて…」
「じゃあ、まずどこから行く?」
「一番近いのは地の精霊だけど…」
「じゃあ、義和からだな。」
「じゃあ、行くか。」
「「「「チェンジ!!!!」」」」

4人は鉱石の付いたバングルを装着した右手を突き出して、チェンジをする。
その瞬間、一瞬で制服から戦闘スタイルになると海月と顔を見合わせて頷いた。
ティアは既にテレポートの準備に入っており、チェンジをした4人はティアの側へと行く。

「チェンジ…」

海月もレインへとチェンジすると、既に準備の終えたティアの元へと行き、力を放出してテレポートをする。
辿り付いたのは明らかに樹海と呼べる場所…
その先には異様な雰囲気の洞窟がある。
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