短編4

□英語での冗談(?)
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「Let's say the joke in English.」
(英語で冗談を言おう)


普段英語が嫌いな私は、先生が何を言っているのかわからなかったので
いつもお世話になっている隣の席の子になにをやるのかを聞いてみた。


「ねぇ、今なにをやるって言っていたの?」


「英語で冗談を言ってみよう、らしい」


「冗談か〜…」


「Maybe funny joke do not know whether such a joke.」
(冗談かどうかわからないような冗談は面白いかもね)

うん、なにを言っているかわからないよ。
けれど、そのあとに日本語を言ってくれたので、納得をした。
冗談かわからないような冗談…か。
なんだろうね。
あ、そうだ。これなら、いいかも。


「はい、Beginning five minutes.」
(五分間始め)

周りの人たちは近くにいる友達通しで冗談を言い合っている。
私もやらないとなぁ。

「ねぇねぇ、一緒にやろー」


「いいよー」


「じゃあ、どっちからやる?」


「なら、私からやるねー」

ということで、私から始める。
意味、通じてくれるかなぁ。



「I have two children.」
(私には二人の子供がいます)


「Really?」
(本当?)


「It's a lie.」
(嘘だよ)


「だよねー。一瞬びっくりしちゃったよー」

びっくりしたということは、本当だと思ったのかな。
でも、嘘なんだよ。
二人の子供ってところがね。
本当は、But I'm have one child.って言いたかったんだけど。

言いたかった。
私には、きちんといるって。
けど、言っちゃいけないよね…。

君は、もう…Because it is dead.










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