素直じゃない彼女

□守られているもの
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最近、一年マネージャーと友人がとても仲が良い。

あ…、小春とユウジや。相変わらず一緒に居るな〜。

お、銀に謙也も居る…。聞いてみるか。

「小春ー、銀ー」


「む…」


「どうしたん、蔵りん♪」


「なんで、あの一年マネージャーと仲が良いん?」


「そういえば、アイツ最初に小春を無視しよってた!!」

俺が二人に聞いたらユウジが反応して、思い出したのか怒り始めた。

「アイツ…感じ悪いよなぁ」

謙也も思い出しながら言う。すると、小春と銀の眉間に皺をよった。

「謙也くんもユウくんも絢のこと全然わかってないわぁ〜」


「絢は感じ悪くあらへんで」

いつもはふざけたりして、場の空気を盛り上げる小春と

みんなをいつも見守っている優しい銀が怒っている。

「お前らのことを騙してたらどうすんねん!」


「なわけあらへんよ」


「なんで、そないなこと言えんねん」

小春たちのことが心配だからか謙也たちは注意しろと言ってるが、そんななわけないと小春たちが言う。

「やって…。絢はただ素直になれへんだけなんやで」


「絢のことをわかってほしいとは言わへん。ただ、悪く言うんやったら許さへん」

……銀も小春も謙也やユウジとかより全然感情を出さない。

その二人がこんなにも感情が出てるなんて…初めて見たわ。この二人をそういう風にしたんは柊木 絢なんやな…。

どんな奴なんやろう。

「二人がそこまで言うんやったら話してみたいわ」


「えぇけど、絢のことを泣かしたらいくら蔵りんでも許さへんよ」


「小春はん…。絢の保護者みたいやで」


「えぇ〜、どうせなら彼氏がいいわぁ〜ww」


「浮気か!!死なすど」


「冗談よぉ〜」

また、小春とユウジの漫才に戻った。

やけど、小春の目は冗談に見えんでー。





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