素直じゃない彼女
□先輩マネと部長
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「柊木さん、放課後テニスコートで待ってるねー」
あれは…確か。あの時いたマネージャーさんかいな?
ほんなら、メンドイけど行かなあかんなぁー。
<<放課後>>
ハァ…メンドイわ。なんで、俺は今テニス部の部長、副部長、先輩マネの前にいるんやろ。
「絢さん、こっちー」
「さて、俺が部長の宮部や。で、こっちが…」
「副部長の東堂」
「伊鶴、愛想悪いわ〜。あ、私はマネの南 玲♪玲先輩って呼んでなぁ〜」
「……ハイ」
なんだか、温度差が激しくあらへん…?ってか、マネさんテンション高すぎやろ。
あんま、関わりとうない。
「じゃ、次は部員に紹介するからこっち来ぃ」
…あれ?部員の紹介するゆうことは…人前に立つんやない?…めっちゃ嫌やなんすけど。
「おーい、新しいマネの紹介するから集まりー」
部長は俺にそう言うが俺は嫌なんけどなー。
「ほー、今年は合格者したんか」
「ホントに使えんかな…?」
……めっちゃ、なんか言っとるやん!!
「ホラ、自己紹介せい」
部長がそう言うから周りの目がこっちに向いたやないかぁ!!
クソ…こんなかで自己紹介とか…。けど、マネはやりたいし、頑張るか。
「……………柊木です(ちょっとした反抗)」
「あれ?絢ちゃんやない♪絢ちゃ〜ん!!」
っちょ…こっち見て手振るな!そういえば、コイツもテニス部なん忘れとった…。
俺は周りの視線がとっても嫌になったから部室へ向かった。もちろん、金色は無視しして。
「なん…アイツ…」
「態度、悪すぎへん?」
「何様のつもりやねん」
…別に慣れとるし、こんなん言われることもわかっとたし…。周りに人がいなくなるんんも。
部室へ行ったら、マネさんもついてきた。
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