伽話
□胡瓜黙示録カッパ
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「では第一投!!そいやっさぁー!!」
『くぇ!!?』
水虎が出した目は3
勝つか負けるか
絶妙なところである
子河童達の内は胡瓜をもらう者、支払う者にわかれ…
「勝った河童ちゃんはおめでとう!!
負けた河童ちゃんは残念ーっ!!
しかぁし、まだまだ勝負は終わっていない!!
もう一丁やろうという勇気ある胡瓜ストはいないでありますか?」
『くぇー!!』
彼等の熱意はまだ消えていなかった!!
そこで水虎は言う
「皆のその意気込み…!!
実にグッドであります!!
そこで水虎は考えたっ!!
次からの勝負は今まで胡瓜一本だったところを…
賭ける本数を任意で決めていいであります!!」
『!』
「つまり二本賭けて3の差分で勝てば六本!
十本かけて五の差分なら……五十本!!」
『!!!!』
「勿論みんなは30本しか持ってないから、負けた時に支払う胡瓜は払い切れないでありますな。
」
「くぇくぇ」
「なのでっ、
負けた時に支払う胡瓜はどんなに多くっても三十本まででいいであります!!
これでドカンと貼れるでありますな!!」
『Σくぇえっ!?』
その提案はあまりにも、魅力的かつ危険だった。
勝てば大きい
しかし負けたら最悪全てを失う。
しかし勝てば最大150キュウリ!!
負けた際はどうあがいても30キュウリまで!!
勝った際と負けた際の差…120キュウリ!!
子河童達の目…
顔文字でいうなれば(・θ・)の
・←この目が燃え上がる!!
「なるほど諸君、
その目は勝負師の目…
つまり、やる気になったでありますな!?」
そこに言葉など必要はなかった!
再び幕を開けるサイコロ勝負…
子河童達の賭けるキュウリが並び
多額のキュウリが動いていく…
水虎のふるサイコロの目に子河童は一喜一憂し
そして…!!
幾度目かの勝負が終わった…
そこに残ったのは……