伽話

□誕生日のご馳走
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年に一度の大宴


竜宮城は鮮やかな内装を更に華やかに彩り、
それはまさしく絵にも描けない美しさ…

一年に一度だけ訪れるその祭典を

ある者は歌い

またある者は踊り

竜宮城を治める龍王を称え

その日を祝うのだ…

その日は現龍王の子息、
驪竜の誕生日


宴会場の卓にて
幼い龍の子息は席につき

子供心を抑え切れず
誕生日のご馳走に胸を高鳴らせた


やがて彼を祝福する料理が彼の前に運ばれてくる


幼き龍は眼を見開き
その料理に驚愕した

彼の前に運ばれてきた料理…

それは……
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