曲がりくねった世界

□レンフィールド
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好物:昆虫
趣味:実験
苦手:直情的な人間


膨大な知識を得るために必要な永遠の命を求め、ヴラドに自らの血を吸って欲しいと自ら懇願して来た男。

ヴラドは彼の技術を買い、ライラを元の身体に戻す方法を共に探す事を条件に彼の血を吸い吸血鬼にした。

その際に与えられた城の地下で、日夜彼は実験と研究にあけくれていたが…
城主でさえも知り得ない生命体の繭が、地下の奥深くにある事を知り

それが何なのか…という興味にかられていった。
城主から吸血は禁じられていた中、
生命を食らうという実感を感じる為に
虫を補食していた彼だったが

繭の餌が生きた人間であると知り…ヴラドを欺いて人間をさらうようになる。
その繭の粘膜には人を狂気に駆り立てる成分が含まれており…彼は徐々に精神を蝕まれていったのかもしれない。
…元より狂っていたかもしれない。

充分な栄養を得た繭は羽化し、地下から巨大な成体が地上へと這い出た。
その騒ぎに乗じて彼は、駆けつけたヴラドの血を啜り、彼から独立した。
そんな彼の裏切りと、今までに積み重ねてきた事の数々から怒りを買い、
レンフィールドはヴラドに殺された…



はずだった。

予め繭から移植しておいた自己修復能力が作用し
彼はヴラドから独立した上で、生き長らえたのだ。

彼は今もどこかで実験を繰り返しているのだろう。
知識を得るために…
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