モダンでレトロな世界

□紬
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◆紬(ツムギ)◆
性別:両性具有
特徴:不幸・残念・ひたむき
好物:食べられるものなら何でも


背中に蜘蛛型の痣がある蜘蛛憑きと呼ばれる体質。
蜘蛛憑きは幸せを招くが、後に更なる不幸を引き寄せる為、忌み嫌われている上に、事ある事に事件に巻き込まれる。
幼少期のトラウマで叫ぶ事が出来ず、第一発見者になると声も無く現場に居る羽目になり大体疑われる。

しかしロクな目に合わないせいか、やたらと悲しいポジティブさを身に付けて強く生きている為、
嫌がらせで渡されたみかんの皮を貴重な食料として大喜びしたりする。
嫌がらせとして接した当時の奥様はげんなりしたそうな…。
食べ物を恵んでくれた人の顔と名前はしっかり覚えるくらい屋敷に仕えていた時はロクなものにありついていない。
例えば草とか、ハイリスクなキノコとか…。

性別は半陰陽。
表向きは男として暮らしていくつもりだったが、初めての恋にその思いは揺らぐ。
何とか女らしさを身に付けようと努力はするが
化粧の腕は壊滅的、料理は台所で粉塵爆発を引き起こす、といった具合に残念さが発揮される日々。ちなみに胸も貧相なままである。

過去、自らの過失で仕えていた少女の時を止めてしまう事となり、どうにかして解こうとしていたが、少女からは「そんな事はいいから、貴方が幸せになる事を考えろ」と言われた為
蜘蛛憑きがうまれる原因となった先祖の蜘蛛妖怪を探し、呪いを解いてもらおうとさすらい、そして事件に巻き込まれる日々。
先祖は八十手と言う名前らしいが、すれ違う日々。




▽ごちゃっとエピソード▽

糸引家に生まれた蜘蛛憑きの子供。

不吉な存在とされる紬の将来を嘆いた兄の綾は、何度も首を締め殺めようとした。
幼い紬が泣く度に泣かないでと言いながら首を絞める姿がトラウマになり叫ぶ事が出来なくなってしまう。

しかしある時に起きた兄の自殺と家の火災が重なり、更なる不吉を呼び込む前にと家を追い出される。
後に黒百合家の女主人が隠し子へ破滅を招く為に引き取り、座敷牢の少女、華夜の世話係となる。

自分を否定せず接してくれた少女に憧れを抱き、何とか彼女の夢を叶えようと
少女を外へと連れ出したが、不幸にも少女は命を落としてしまう。

黄昏時に現れた謎の黒い男により少女は蘇るが、少女の体は時を止めた吸血鬼となってしまい……
深い後悔を心に宿しながら少女に尽くしていた。

少女に仕えていたある日、家の者が全身の血を抜かれて変死する事件が連続して起こる。

それも、隠し子の少女以外の、紬が接したことのある者達ばかりが狙われていく……。

紬自身、疑いをかけられるも…犯人は紬に執着した、華夜とは別の女吸血鬼だった。
これ以上の犠牲を出さない事を条件に、その身を女吸血鬼に捧げたが…

女吸血鬼の破滅後、黒百合家には華夜と紬しか残らず、共に生きて行く事に。

どこから噂を聞いたのか、屋敷の土地を買い取ろうとする御曹司からやたらと嫌がらせを受けたり、
自殺した筈の兄の幽霊が訪ねてきたり、糸引家の存続の為と盲信した弟に命を狙われたり色々起きたりする。









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