短い針

□なよなよ
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終わりの真昼





天気が変わるだけで
笑ったり泣いたりできるくらい
空っぽの頭でいて
そのまま君を受けとめて
何度となく僕は充たされ
乾いて空っぽになって
何度となく僕は充たされ



永遠なんて僕たちには
手に入らないからさ
身体が変わってしまっても
また逢う約束をして
してあげられなかったこと
たくさん、また、たくさん
あげるから
今は小指を結んで眠ります
オレンジで澄んだ冬の昼
枯れ木の間をひっそり歩いた
空っぽの僕は泣くばかり
空っぽの僕の頭を
カラカラと音がするまで
君はやさしく撫でたのです


そしてさよならしました
さよならしました
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