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ある日のこと
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それから、オレ達は茶屋で団子でも食べて、ただ人混みをぶらぶら歩いていた。





ふと、紺は鴇を見る。





「……。あっちと違って、ここはゲーセンもないだろ?つまんなくないか?」




「え?大丈夫だよ?
オレは篠ノ女といるだけで楽しいんだし♪」




………。




いやいやいや。



悪気はないんだよな?



オレの理性吹っ飛ばそうという策略ではないんだよな!





でもな、鴇。




お前のそういうちょっとした発言がオレの理性ぶっこわすんだよ!!!!




あぁ!!


心の中でしか言えないことに腹がたつ!!!




「篠ノ女?顔赤いよ?具合でも悪い?」





あぁ、頭の具合が悪いな、これは。




「大丈夫、なんでもない。」





ふぃ、と、鴇から目をそらせる紺。







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