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□ある日のこと
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それから、オレ達は茶屋で団子でも食べて、ただ人混みをぶらぶら歩いていた。
ふと、紺は鴇を見る。
「……。あっちと違って、ここはゲーセンもないだろ?つまんなくないか?」
「え?大丈夫だよ?
オレは篠ノ女といるだけで楽しいんだし♪」
………。
いやいやいや。
悪気はないんだよな?
オレの理性吹っ飛ばそうという策略ではないんだよな!
でもな、鴇。
お前のそういうちょっとした発言がオレの理性ぶっこわすんだよ!!!!
あぁ!!
心の中でしか言えないことに腹がたつ!!!
「篠ノ女?顔赤いよ?具合でも悪い?」
あぁ、頭の具合が悪いな、これは。
「大丈夫、なんでもない。」
ふぃ、と、鴇から目をそらせる紺。
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