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終わり
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――時々ティーダは、大人びた,切ない表情を見せる時がある。





普段こそは、ホントに17歳か?と疑うくらい幼稚な表情をみせたり行動したりすし、




空気読めないのだって、“読めない”んじゃなくて“あえて読めないフリをしている”ような場面もある(大抵は素なのだが)。






なぜそう思うのか…

それはあの時に見たティーダの表情がそうだったから。

















【終わり】














7「ティーダ?こんなトコでなにしてるんだ?」





偵察がてらやってきたここは“夢の終わり”のマップ。
大剣が刺さっている中心部にうずくまっているティーダを見つけて心配で思わず声をかけてしまった。


しかし上げたティーダの表情は切なげに微笑んでいるものだった。




10「終わりについて考えてたんだ」


7「…終わり…?」



聞き返すとティーダは静かに頷く。



10「なぁクラウド。“終わり”ってどこにあるのかな」


7「………?」


10「この世界では、神々の
闘争が終わればそれで“終わり”なんスかね」



何故そんなことを聞くのか…クラウドには検討もつかない。



7「…そうだな、それが俺達の使命だから」


10「そしたら元の世界に帰る……んだよな」




そのティーダの発言に違和感を覚えた。
それではまるで帰りたくないような…。




7「ティーダは何故そんなことを聞くんだ?」



クラウドが問いかけるとティーダはまた切なげに微笑む。



10「ただ、なんとなくッスよ!ごめん,困るような質問して」



よっ、と良いながら軽く立ち上がると普段見せるような笑顔に戻った。


しかし、その笑顔もまるで作り物のような…。




10「皆が心配するから戻ろう!」



そう言って走りだすティーダだから10歩と行かないうちにクラウドの方を振り向く。



10「話聞いてくれてサンキューな、クラウド!」




そう笑うティーダに対してクラウドも笑みを返し、ティーダの方へとゆっくりと歩いた。









――そうやって彼は何事にも感謝しているのだろう。



戦いの終わりまで。



いや、ティーダには戦いの終わりが全ての終わりのようにおもってるのだろ
う。



しかし終わらないものもあることはまだわかっていないらしい。




俺や仲間とできた思い出や絆は、きっと“終わる”ことはないと―――











あとがき

ホントに久々の更新で申し訳ありませんでしたっm(_ _)m
てか久々の更新でこれかよ、ってかんじですいません...
ただ、ティーダは時々核心つくよなーって思って...はい、言い訳ですよすいません←
こんな意味のわからない文ですが、お気に召していただけましたら感想お待ちしてます\(^O^)/






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