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□弟心…?
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「おぃ、何を怒っているんだ、ティーダ?」
「別に。怒ってなんかないッスよ」
弟心…?
やれやれ、部屋の隅で膝を抱えて座ってるこの少年はどうしたものか。
俺――フリオニールはため息をついた。
さっきっから…ウォーリアと話し終わってからくらいか。
ティーダの様子がおかしく、見てみれば部屋の隅でいじけてる始末。
「怒ってないならいい加減こっちに来たらどうだ?菓子もあるぞ?」
“菓子”と言う言葉にぴくっと反応を見せ、
気を悪くしたのか、こちらをキッと睨んだ。
「オレは子供じゃないッス!のばら!」
ティーダののばら発言はもうムシでいいや。
それより、子供じゃないとは?
「親父だって、ウォルだって、フリオもオレを子供扱いする!」
……………………は?
涙目で訴えかけてくるティーダだが、全く理解不能。
「ティーダ?俺は別に子供扱いなんて…。」
「嘘。みーんな俺を子供扱いするんだ。」
あー…。
なるほど,それでティーダは拗ねていたのか。
自分が皆に子供あつかいするから…と。
別にティーダが子供っぽいから子供あつかいするわけじゃなくて,
みんなそんなティーダが可愛くて愛しいだけなんだ。
――思わず笑みがこぼれそう。
「オレだって、オニオンナイトやジタンよりお兄ちゃんッス。スコールとだって同い年なのに。」
…うん、でもなティーダ。
精神年齢はジタンやバッツと張ってるぞ?
…なんて言えば泣き出すだろうな。
「まぁティーダ。バッツを見てみろ。アイツはあれで二十歳(ハタチ)だぞ?とてもセシルと同い年には見えないだろ?」
「バッツはあれでいーの!オレはお兄ちゃんがいいんス。」
まるで幼子だな。
ホントにスコールと同い年か?
でも皆、そうゆうティーダが好きなんだし…………。
「…………。そうか。ならお兄ちゃんは菓子を弟たちにわけてやるな?ではみんなに伝えておこう。」
ちょっと遊んでみたくて、くるっと踵(キビス)をかえした。
「あぁ!嘘!嘘ッスのばら!!」
ガシッとしがみついてくるティーダに、笑ってしまう。
「おーい!ティーダぁ!早くこないとお前の分も食うぞー?」
部屋の外からジタンの声。
「あぁ!もう!お菓子は食べるッス!」
それを聞いたティーダは慌てて部屋を飛び出していった。
…………訂正しよう。
精神年齢ジタンと張っているのではなく、ティーダをまるめこんでしまう程の力量をもつジタンのほうが一枚上手だった。
そう思いながら、ため息をついて俺も部屋を出た。
END
あとがき
ティーダ大好きだぁぁぁ!!!!
フリティっぽくしようとしたんだけど、やっぱりCPなしのノーマルで。
途中で何がいいたいのかわからなくなってきてました(笑
ティーダは総受けであり、末っ子の弟キャラだよぉ!
えっと、ここまでよんでいただき、ありがとうございます!
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それではまた!
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