おはなし
□逃がさない
1ページ/1ページ
「クフフ…ボンゴレ、とても綺麗ですよ」
怪しく笑う骸の前には、服を脱がされ裸になった綱吉がいた。
「……やっ…やだ…、見ないでっ…!」
手足も寝かされているベッドに拘束されていて、身動きも取れず。
自分でも顔が赤くなるのが分かった。
どうしてこんな事になったんだろう…、
そう…確か、町でクロームに出会って…。クロームが急に俺の事を殴って。気を失って、意識が戻ったときには黒曜ランドで、裸で手足を拘束されて、目の前には骸が居た。
「おや…見られて感じているのですか…、悪い子ですね…」
「ちがっ…感じてないっ」
「嘘をついちゃいけませんよ。…ほら…その証拠に…」
クリッ
「ひぅっ!」
「ここが可愛く立ってます」
何もされていないのに、赤く腫れた胸の飾り。
そこを摘まれれば高く甘い声が出てしまった。
「…やぁっ…やめて…!」
骸は愉しそうに目を細め笑い、そのまま粒をこねて潰したりして遊ぶ。
綱吉が目を瞑って快感に耐えていると、いきなり胸に暖かいニュルリとした感覚。
「…ひゃあっ!?」
驚きに目を見開けば、骸が胸の飾りに舌を這わせていた。
ぴちゃ…、ちゅくっ……
卑劣な水音が部屋に響くたびに、羞恥に身体が震えた。
「…あんっ、……っふ…いやぁ…っ」
「…嫌?…その割には、随分と濡れてますけど?」
骸の手が、綱吉の下半身に触れれば、
クチュリ
「…ひゃんっ!!…あ…、うそぉ…ッ」
目の前の事実に涙が滲む。
骸が触れたそこは、先走りで濡れていた。
そのまま骸は、自身を握って上下に扱きだした。
「…ひあぁんっ!?…む…くろ、やぁぁッ…あんっ、…ふ……」
「可愛いです…、もっと鳴いて下さい…」
扱くスピードが早くなっていき、綱吉の限界は近づいていた。
「…う…、ひゃッ……あんっ…骸ぉッ…やあぁっ、…ふぁ…んんッ」
どうしよう…、気持ちいい…かも…ッ
そう思ってしまった瞬間。
「…あっ、……やぁぁぁああっ!!!」
骸の手の中に白濁を吐き出し達して、綱吉は気を失ってしまった。
「クフフ…、もう逃がしませんよ…」
骸は優しく綱吉の額に口付けると、妖しく笑った。
.