☆BASARA短編小説☆

□雨→ナリチカ←
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シトシト・・・
シトシト・・・。
頃は6月、シトシトと雨が降り注ぐ
それは誰にでも平等に

「雨は嫌いだ。」
そう呟いた言葉は雨音に消えていく
「俺は好きだせ、雨」
消えた筈だった言葉に1テンポ遅れて返ってくる言葉

凛と澄み渡った、雨の憂鬱さを取り払うような声。。

自分が持っていない物を持っているようなコイツが

羨ましくも、、、あった

「貴様には聞いていない。」

シトシト、
シトシト・・・

だから余計、冷たくあたったのかもしれない。

シトシト
シトシト。
それでも・・・きっとコイツはこういうだろ
「そっか、まぁ俺が言いたかっただけだ気にすんな」

あぁやっぱり・・・

自分がどんなに冷たくあたってもコイツは傍に居てくれる。
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