イタリアに来てから5年。
毎日が目まぐるしく過ぎていった。
たくさん覚える事があったし、やらなきゃいけない事がたくさんあって息つく暇さえないぐらいだった。
そしてボンゴレを継いで2年がたった。
今でも相変わらずの駄目ツナでリボーンに怒られたりしてる。
でも助かったんだ。
忙しい日々はあの人を忘れる事が出来たから。
でも、ふとした瞬間にあの人を思い出して胸が痛くなる時もあった。
ボンゴレの情報網で、あの人があの地に組織を立ち上げたと聞いた。
あの人らしいと思った。
だってあの人は上に立つべき孤高の人だから。
それでもボンゴレの守護者として名を馳せるあの人に心の中では安心してる。
あの日を最後にあの人には会っていないけど、ボンゴレと言う繋がりがある。
だから、会いたいとは願わない。
『進み行く時計の針』
君が並盛から居なくなってから5年。
並盛は相変わらず平凡な日々を過ごしているよ。
あれから、君が旅だってから
僕は強くなる為に、君を護るために
並盛に組織を立ち上げた。
そして君がボンゴレを引き継いで2年。
君がボスとして頑張ってるのはボンゴレの情報網で聞いてる。
僕の組織も大きくなったし、僕自身もボンゴレ最強の守護者と謳われるほど実力をつけ強くなった。
あれから5年。
赤ん坊から君に会うのは禁止され阻止され続けたけど、あの時とは違って僕は本当に強くなったよ。
だから、もういいよね。
僕は、君に会いに行くよ。
TO be continue....
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H21.2.6 きな子