愛歌
□離れていた距離は、ただ…
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「月真兄さんっ! のんびりしてないで手伝いなよっ」
「……いや、そういう仕事は俺には向いてないと…」
「四の五の言わない!」
隅に避難していたはずが、目敏く妹に見つけられ、李月真は妻である香月と和むはずが、早々に店の経営の人手に加えられてしまう。
「………すみません。悪気は無いんです」
「いえ。実の兄が生きていたとわかって、嬉しいんですよね。今まで入れなかった分、一緒にいたい、という気持ちも分かります」
夫の妹の旦那―――つまり、義理の弟である
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修正する可能性アリ。