知りたいよ

□ひだまりの君
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「…」

穏やかな昼下がり。
授業をさぼった俺は、屋上の給水タンクの上に居た。

空はどこまでも青くて、自分の存在さえ忘れてしまいそうな気分だった。




「ルルーシュ先輩っ!」

「ほわぁあ!?」

いきなり現れたのは、ここの陽だまりよりもぴかぴか輝いてるきんいろの。

「じ…ジノ!!」

「びっくりしすぎじゃないですか?」

その男はさらさら揺れる金糸を靡かせて、よっこらしょ、とじじ臭い唸りをあげてタンクに上り、俺の隣に腰掛ける。

「なんだ?授業はどうした」

「あれ?聞こえなかった?…とっくにチャイム鳴ったけど」

「え?」

俺としたことが。全く気がつかなかった。





「今日は仕事、ないのか」

「あ、ああ…今日は、夕方から任務が入ってる」

朝方俺が気張って作ってきた弁当を撮みながら何気ない会話を交わす。

こんなゆっくりと過ぎる時間が好きだ。


「そうか、なら仕方ないな」

「え、何が」

「夕食を作ってやろうかとも思ったんだが」

「ごはん?!ルルーシュが私のためにごはんを作ってくれるのか?!!」

「仕事なんだろ、今度いつでも来いよ」

「うん…ごめんな」

「何でだよ」

「だってルルーシュ、寂しそうな顔だ」

「そんな顔してない!」

「嘘吐け!泣きそうだぞ」

「…るさい!!」

















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