okiniiri

□胡桃の中(1〜2巻以降続刊)
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ワケありの絵画を引き寄せる画廊『胡桃の中』ー…。この画廊の店主、裏の顔は…―――。
(帯より)


この帯と、コミックの裏のあらすじに惹かれ買った本です。

ちなみに、初めはBLだと思っていませんでした。しかし、本編もBLがメインというより、人と人の心のふれあいがメインだと思います。BLに抵抗がある人でも良い話として見られると思います。

メインキャラは二人です。
谷崎英生(画廊『胡桃の中』のオーナー。)
中居草平(谷崎の恋人。カメラマン。)

二人ともいい味出してますvvv

谷崎に中居は同じ26歳ですが、同い年に見られません(悲)中居が子供っぽいのではなく、谷崎が無精ひげ生えっぱなしで、髪伸び放題で、ワイシャツと革パンを何日も変えないからいけないのです(笑)

しかし、そんな谷崎ですが、画廊の店主としての目は確かです。そして、谷崎いわく「絵を描くことは得意じゃない」らしいですが、実際はかなりの腕前。(贋作もさらっと描けます)
そして、しっかりと綺麗にするとかなりの美形です。

そんな店主のいる画廊には毎回、問題(?)が起こります。
初代オーナーである谷崎の祖父が『どんなワケありの絵画も引き受ける』(第一話セリフより)人だったかららしいです。

私見ですが、谷崎は平凡に画廊主をやっていたいようですが、その噂と自身の才能のせいで平凡に暮らせません。

そして、谷崎はそのことで若干苦悩しているようです。

それを包むのが中居です。

天真爛漫で素直な彼が無意識にいった言動で谷崎を救います。

谷崎が依頼主(?)を救い、中居が谷崎を救うのです。

ちなみに、中居は谷崎の顔が凄く好きで、いっつもビデオに収めています。アーティストというか、若干変態な気もします(笑)

笑いあり、涙ありの心温まる話ばかりです。

私が好きな話は1巻のうそつきな天使です。谷崎の孤独と優しさが感じられます。

一話一話、谷崎の過去についての話が散りばめられていますが、作者である川唯先生のあとがきによると、一年に一話程度のペースで描いているらしいので、いまだ谷崎の過去については深く描かれていません。

すごく気になります。

『胡桃の中』は、次巻が待ち遠しいコミックの一冊ですvvv





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