企画

□見られたくなかった
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暗闇の中、アメジストの瞳が浮かんで見えた。

ああ、兄さんだ。


ぼやける頭で考えれば、わりと直ぐ出て来た答え。

数瞬、間を置いてから顔が青ざめ血の気が引くのを遠く感じた。


兄さんに見られてしまった。
自慰をしているところを。

ぐったりした躯が僕の先程の行為を物語っているし、兄さんの鋭い視線が先程の行為を見られてしまった事を物語っている。
嗚呼、やってしまった。


「………ロロ。」

「は、はい、兄さん。」


シーツを被って隠していた顔を少し出して兄さんを覗く。
そうしなくても見えるけど、兄さんからは僕の表情を読み取る事が出来ないと思ったから。



「ロロが年頃なのは解った。」

「………はぁ…?」


「では、今度からロロが辛い思いをしない様、俺が発散させてやろう。」




兄さんの言葉を都合良く解釈した僕は一瞬で頬を赤く染めた。
なんだ、この乙女な反応は。


「ロロ、なんなら今からヤってみるか?」

「………っ兄さん!!!」



ニヤリと笑った兄さんを見て、からかわれた事を悟った。

ああ、兄さんは優しい。
多分こうする事で僕の先程の行為をなかった事にしてくれているんだ。


でもやっぱり…






られたくなかった
プライド的に、ね…





+



久々に企画更新\(^p^)/
ロロが氏んでからかなり経ちましたよね、もうorz
でも私はまだロロ大好きです!
って言うかネタがアレですいません(スライディング土下座)
久々の更新がコレって…どうよ←

一応倫理的にアレなんで注意マークです(^ω^)★




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