□気付いた
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「せんぱーいっ!」


ガラッと教室の扉が開く。
今日もまたロロが来た。


「お弁当二人で食べましょう!先輩!」

笑顔で自分の弁当箱を掲げるロロは本当に可愛い。
だけど、女の子からの視線が痛いんだよね。
ロロって先輩ウケかなり良いからさ。


「お、屋上行こうか。」

私だってロロの所為で恨まれるの嫌だもん。
誤解なんだし。


「そうですね!…視線も痛いですし。」

…え?
ロロなんで男子を睨んでるの?
普通に男子はこっち見てないよね、そうだよね!(意識してないから解んないんだよ)


「あ、は。ロロ早く!」


取り敢えず苦笑いを浮かべてロロを引っ張る。




「もぅっ」

屋上に着いたロロはご立腹。
なんなんだこのお子ちゃまは。


「どうしたの?」
「先輩、男子の視線気付いてなかったでしょ?」

「は…はぁ。」


あ、男子見てたんだ。
命知らず!(この子怖いんだからね!)


「先輩は男ウケ良いんだから少しは自覚を…」

「そんな、私モテないし!て言うかロロになんか関係あるの?」



………ぴし.


ロロが固まった。
きょとんと無表情だと思ったら、次の瞬間、顔を真っ赤にさせて口を金魚みたいにパクパクさせた。

何、この可愛い反応。
まさかまさかの恋愛フラグ?


「だ、って…先輩可愛いし、天然だし、鈍感だし、なのに鋭かったりするし、優しいし、………えっと、要は好きなんです!僕が此処に潜入した時からずっとずっと!」


なんだろ、このドキドキ。






気付いた
私、ロロが好き.





+



完結、です!
最初の敵設定はいずこや^p^爆
取り敢えず続きモノが書けて満足しています←




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