□悪ノ召使
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私の姓はランペルージ。
今は、…だけど。


本当の苗字なんて、昔なくした。
私はロロの召使になった時から自分の姓は捨てた。

大好きで、大切な王子の為に。


元々私とロロは同じ教会で生まれて一緒に育った。
謂わば幼馴染み。

だけど。
ロロは王子として、きっと皆の期待を背負って産まれた。

…だから。
気付いたら私とロロは離れてた。
それこそ、大人達の勝手な都合ってヤツで。

私は庶民だった。
だからロロに会いに行けなかったんだ。


生きる希望を失った、気がした。
ロロの存在が大きいって、やっと自覚した。


そんな時。
ロロは私を迎えに来てくれた。

屋敷に私を入れてくれた。


………嬉しかった。
優しい記憶は、ロロとだけで。
ロロしか解らない。
それぐらい依存してる。


もし、今この国、否、世界の全ての人がロロの敵になったとしても…私はロロの味方。
ロロを守る。




「今日は隣の国まで出かけよう!散歩したい気分なんだ。」


王子…否、ロロの一言で馬車は揺れ出した。
隣の国まで行くのは久しい。

ロロは外界も好きみたい。
馬車の窓から外を眺めてははしゃいでいる。


でも、見たくないモノを見てしまった。
───ルルーシュ様と、スザク。

ルルーシュ様はロロの義兄様で、現在は皇帝もなされている。
スザクはいっぱしの騎士。
外界で二人きり。

心の中で否定しながらも、二人の関係を悟ってしまった。


「………ねぇ…」

「っえ!?な、何…?」


ぼぅっとしてた。



「消 して。」

くるるぎ、を。


───嘘。
なんで。


「解っ…た。」



………路地裏。
愛する人の血は温かかった。






全ては王子の為
そう言い聞かせた.





ロロ捏造疑惑.わかります
と言うかスザク夢の間違いでは…と思った方さーせ\(^o^rz)/←
かなり前に書いた原稿の掘り起こしですのでクオリティは底辺
ではではロロの愛で突っ走って見ますね(^ω^)
初更新でした!

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