03/29の日記

03:25
サクの結婚式。
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報告が遅れましたが(誰も待ってない?)13日に友人サクの結婚式に出席させていただいた。
減量については、まぁまぁって事で軽くスルーさせてもらう。

友達の結婚式ってのは、それだけでテンションも上がる。
だけど今回は複雑だった。
もう随分前から付き合っていた2人
会った事はなかったけど噂はかねがね状態の彼女

3年前のクリスマス
サクから彼女が浮気したから別れた。とメールが届いた

その日、完全に浮かれポンチの私だったけど
そのメールを見て、そしてそれに続くサクの落ち込んだメールに胸が痛くなった

サクにとって遅く来た、初めての失恋だった

日を開けて仲間うちで飲みながら話を聞いていたら
彼女はちょっと不思議な人だった

"浮気はしたけれど結婚するのはサクだよ 来年、結婚しようよ"

と、悪びれる事なく言ってのける人だった

別れてからも以前と変わらず連絡もくるし、家にも来る
俺の言ってる事が解らないのか解らないふりをしているだけなのか、と
困った様子だった

彼の中にもまだ好きという感情はある
でも1度でも裏切られると前には戻れない
辛そうだった

そんなある休日、彼は地元着で近くの電気屋さんでゲーム機を買い
それを抱えて歩いていた

見覚えのある人がホテル街から見知らぬ男と手を繋ぎ

彼女だった


私たちは、今は辛いけど、もう彼女に会う事も連絡とる事も控える様にと彼を諭した

だってサクは大事な友達だから
これ以上サクの傷付く姿は見たくない

サクもそうしたいとアドレスも変えた


そして去年の夏
彼女が出来たと告げられ
興味津々の私たちに、サクはその多くを語らなかった
だから私も聞かなかった

1ヶ月も経たない内に茨城に越してしまい

今年に入って結婚式の招待状が届く

そして返信した後に私にだけメールが来た

"実は彼女って例の元カノなんだよね…色々あったから言い出しにくくて…"

なに〜〜!?

なんで?あんな目に合ったのに?

って言葉は飲み込んだ

"サクが決めた事なら何にも言わないよ"

とは言ったものの

チャペルの扉が開いて向こうから少し照れながら入場するサク
そして次いで満面の笑みで入場する花嫁

進む式の最中も複雑な思いは消えなかった

これを知っていたのは仲間内では私と同居人だけ
一緒に行った友達は知らなくて、先に言っていればと少しだけ思った
だって心から笑えない


披露宴が始まって2人のプロフィールや馴れ初めを聞いて、友人達もようやく気が付いた

"奥さんって元カノ?"



披露宴の終盤
楽しそうに笑うサク
感極まって涙を流すサク

奥さんのお腹には新しい生命が宿っていると言う

身重の奥さんもいるし、次はいつ帰って来れるか解らないとサクが言うから私達は2次会も参加した

奥さんが挨拶しにきてくれた

"アリさんですよね?お噂はかねがね"

いやいやいや、そりゃこっちのセリフだ

お互い何をどこまで知っているのか解らないから
会話が続かない

とにかく笑わなきゃ

そればっか考えてた


聞いてみたい

"当たり前だろ"と言われるに決まってる

でも

サク 幸せ?

って

心から幸せ?

って

結局言い出せないまま3次会

奥さんは家族と過ごすと言っていなくなった

3次会はサクの昔からの友人だけが残り10人になった

内、一部は例の件も知っている様子だったけど、だからと言ってそんな話をするわけでもなく

そして3次会が始まってすぐ、一緒に行った友人がポツリポツリと話し始めた

「サク結婚したし、もう時効って事で言っちゃいますけど、サクが別れた後に話し聞いたりとかで2人で飲みに行ったりしてたんですよね」

「うん…」

「その時なんか告られて」

(プー…)なんかもう声も出なかった

「俺も聞いた時ビックリしたけどね…」


「まぁ普通に断ったんですけど」

「酔った勢いとかじゃなくて?」

「ん〜次の日とかもしつこくメールしてきたから酔った勢いとかじゃないと
後、この事はみんなには言うなと口止めを…」


何してんだよサク…
モテない男みたいな事してんじゃないよ…情けない

もう幸せとかいいや!

タクシー代ないよ…


結局、幸せなのかも聞けず1時間半吹雪の中、歩いて帰って来ました

この先また私たち5人で集まる日は来るのかな?

なんか、とっても複雑な結婚式だったんです。

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