俺達の絆
□8日目
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マグカップに注がれたコーヒーをテーブルに置いた。
功「話、はじめていいですか?」
O「うん、遠慮なく」
功一くんは、話始めた。
昔、功一くんは詐欺にあったんだって。
でも、詐欺の証拠がないから犯人はわからず事件はそのまま。
騙し取られた50万はかえってこなかったの。
功「そんな俺を助けてくれたのが……ある一人の弁護士」
O「何才の時?」
功「俺が20…くらいのとき。弁護士さんは23才くらいかな?」
20歳って…年齢も…過去の記憶までいじられているのか。
O「名前は?弁護士さんの名前」
功「[成瀬領]天使の弁護士って呼ばれるほどすごい人」
…!それっておいらじゃんかっ。
[成瀬領]…本名[真中友雄]。
彼が弁護すると、必ず勝訴になるから天使の弁護士って呼ばれる凄い弁護士。
でも、裏の顔は恐ろしい復讐魔。
功一くんは話を続けた。
成瀬さんと出合って、詐欺にあったことを話したの。
成瀬さんは、快くその事件を引き受けた。
功一くんを詐欺った犯人を捕まえるためにね。
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