平和の星

□戦艦で巡り遭わせ
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弟五話『集合』






「精神統一」
それは心の働き、持ち方等を一つに統べることである

今まさにそれをしている騎士がいた

彼は何もない暗い部屋の中で目をつぶり、剣を構えて、じっとしていた




私はなんのために戦う

私はなんのために剣を振る

私はなんのために…






バァァァァァァンッッ!

「大変だス!大変だスぅぅぅ!!」

急に開いたドアから、メイスが慌てながら出て来た

「…どうした?メイス」

修行をしているにもかかわらず部屋に入って来るとは、ただ事ではないはず…

メタナイトはそう思い、剣を鞘に収めた

「どうしたもこうしたもないだスよ!とりあえず来て下さいだス!」

メイスはそう言って、操縦室の方へと走って行った
メタナイトもそれを追いかける

「この前方の右隅を見て下さいだス!」

その位置は丁度、夢の泉の真上だった
そこには小さな点が見える

「何かいるな…」

すると、そこの部分の拡大映像が映った

点の正体は、妙な帽子を被った長玉だった

その時、長玉の体から黒い玉が連射した
黒い玉は夢の泉に当たろうとするが、見えない結界により止められる
途端に黒い玉は爆発を起こした

「これは…スターロッドを狙ってるのか…?」

「これを見る限りでは恐らく…」

「…結界のおかげで盗られることはないと思うが、放ってはおけないな…よし、全速前進!ヤツを止めるぞ!」

ハルバードは夢の泉へと方向を変えた









「なかなか壊れないな…」

ピリッツは浮かびながら黒い玉を連射した

だが、結界はびくともしない


ナイトメアの一件以来、悪夢がまた生まれないように、かつスターロッドを守るために結界がつくられていたのだ

この結界、どうやら魔法攻撃が全く効かない仕組みに思える

おかげで、邪魔なスターロッドを壊すことも出来ない…
何か、大きな物理攻撃を与えなくては…

ピリッツは辺りを見渡す

「あ……あれは…」

あれは戦艦ハルバード…
丁度いい…


ピリッツはハルバードの方に向かって行った








「ん?」

一番最初に気付いたのはアックスだった
彼は、段々大きくなっている目標の点を見た

あれは…こっちに来ている…?

「メタナイト様!大変です!目標物がこっちに来ています!」

「何!?」

点はもはや点ではなく、長玉になっていた
長玉は上に上がり、前方の窓から姿を消した


ゴォォォォォォンッッ…


「潜入されました!!」

「向こうから来たか…全員戦闘準備!ヤツは恐らく術者だ!気をつけろ!」







「着いたわよ」

ケケは歩くのを止めた

「夢の泉…」

湖があった
とても大きくてキラキラしている湖
その中心に、大きな優勝カップみたいなのが建ってある
水がサラサラとその建物から流れている
その上で、スターロッドが輝いていた
夢を生み出す杖
人々の睡眠を守る杖がそこにあった

カービィはここで大王と戦ったことを思いだしていた

そういえば僕、デデデに対して、一方的だったな…

「それじゃ、取りに行って来るね!」

カービィは泉の内側に飛んで入ろうと、ジャンプした

だが…

ガンッ!

「イタッ!」

入ろうした途端、彼は壁のようなのにぶつかったかと思うと、ノディたちの方まで吹っ飛ばされた

「なな何これ…?」

「結界みたいね…でもなんで…?」

「やっぱりか…」

二人はそう言ったノディを見る

「…ナイトメアの事件のせいで、僕の家族が結界をつくったんだと思う…」

眠り魔法の一族は、夢の泉の番人でもある

だから、また悪夢が生まれないように結界をつくったのだ

カービィは起き上がった

「じゃあ、解き方は知ってるの?」

「…うん…大砲みたいな、大きな物理攻撃を与えればね…」

「え?それだけで?」

「僕の家族が作ったからね…」

「あ、納得。…んー、でもこんなところに大砲なんてねぇ…」

「あれはどうなのよ?」

ケケは泉から離れた空の方を指差した

「あれ?戦艦ハルバード…?なんであんなところに…」

そこにはメタナイツ軍団の船、戦艦ハルバードが浮かんでいた

「そうだ!あれには確か、二連主砲があったんだ!貸して貰おうよ!」

「でも…どうやってあそこまで行くの…?」

「あ…僕のホバリングでも、あんなとこまで届かないし…」

「飛べるわよ」

ケケは背中に背負っていた箒を取り出した

「これでね」


 
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