テイルズオブフューチャー異世界の旅人

□テイルズオブフューチャー異世界の旅人第十三話〜修行〜
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瀧風はその距離で銃弾を放ったが、炎鬼はそれを弾いて、距離をつめるが、瀧風の銃が何故か電気を帯びていた。
炎鬼は危険を察したのかバックステップをして距離をとったが、瀧風はすでに撃つ体制になっていた。


「旋雷弾!」
<クッ!うわッ!?>


炎鬼は横に思い切り跳んで避けたが、何故か炎鬼は体制を崩して転んだ。
それを見た瀧風は笑みを浮かべた。


<な、何故?>
「足元。見てみろよ」


炎鬼は瀧風に言われた通りに足元を見てみると、そこには弾丸が転がっていた。
炎鬼はそれで納得した。


<我が弾いた弾丸……>
「そ。お前は直線の攻撃だと弾くか避けるかだ。だからその癖を利用させてもらったってわけだ」
<ですが、我がこちら側に避けるとは限らないですよ?>
「その為にわざとリロードしたんだよ」


瀧風は炎鬼のちょうど反対側をチラッと見ていた。炎鬼はつられるように反対側を見ると、まだ薬莢がついている弾丸が転がっていた。


<なるほど…体制を崩すためにわざとリロードしたのですか…>
「そういう事、あと炎鬼」
<なんですか、主?>
「戦いの途中って事を忘れるなよ?……そろそろかな」
<?>


瀧風は意味深な言葉を言い、笑みを浮かべていた。炎鬼は周りを見たが特に何もなく、首を傾げたその時に、何故か炎鬼の真上が突然明るくなった。
炎鬼が上を見ると、銃弾が無数に炎鬼を向かっていた


<なっ!?>
「流星弾。もうちょい気づくの遅ければな、よかったんだが」


光り輝く無数の流星の弾は炎鬼に降り注いだ。煙がたちこめ、余り周りが見えなくなっている状態で瀧風は銃口を炎鬼がいると思われる場所を狙っていた。
なぜか苦虫を噛んだような表情で、


<油断していました。不意討ちとは…>


煙が晴れると、炎鬼は刀を持っていなく変わりに持っていたのは、炎を纏っている1m程の盾だった


「やっぱお前は戦い辛いわ、何せお前の武器は──」


炎鬼が立ち上がると同時に、盾が炎に包まれ刀の形になって、炎が弱まると、刀となっていた


「お前の武器は、全ての武器と盾に変換できるからな、ホント戦い辛い」
<銃とかには変換できませんがね>


そういうと炎鬼は刀を弓へと変換した。瀧風は多少焦りながら舌打ちをして銃を構える

<炎剛!>
「散裂弾!」


炎鬼は火で出来た矢を放ち、瀧風はショットガンらしい弾を撃ち矢を弾いた。炎鬼は弓から槍へと変換して瀧風へと走り出した


<炎影!>
「紅蓮昇下華!」


炎鬼は炎を纏った連続突きを繰り出し、瀧風は連続突きのあと、切り下げ切り上げに続いて踵落としをして対応した




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