テイルズオブフューチャー異世界の旅人

□テイルズオブフューチャー異世界の旅人第十二話〜闘技場〜
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『マイティ!マイティ!マイティ!』
(……マイティ・コングマン何処かで聞いたな……何処だっけ?まぁいいか)


その時バトルステージに上がった男がいた。
スキンヘッドに自分の筋肉をこれでもかと言わんばかりに強調する裸の上半身。
そして腰に着けた、金色の獅子が特徴的なチャンピオンベルト。
それを見た瞬間。観客は歓喜し、瀧風は嫌そうな表情を見せた。


「ガッハッハッハ!アイアムチャンピオン!」

『ワァ────!!マイティ!マイティ!マイティ!』


うるさい……と瀧風はしかめっ面で呟いたが歓声によってかき消された。コングマンが観客へのアピールが終わった後に瀧風を指をさした。


「俺様の名前はマイティ・コングマンだ、オメェの名前はなんでぇ?」
「瀧風だ」
「タキカゼか、変な名前だな」
「発音が違う。タキカゼじゃなく瀧風だ」
「そうかい、じゃあ…始めようぜ」


コングマンは拳を握りしめ、両拳を合わせた後ファイティングポーズをとった。


「これは訓練になりそうだ」


瀧風は刀だけを構えた。その行動に観客はどよめいた


「オメェ、確か銃も使ってたよな?」
「確かにそうだが、何となく銃は使いたくはないな。と思っただけだ」
「……、面白い奴だな。……じゃあ。いくぜ!」
《スペシャルバトル!スタートッ!!》


瀧風はスタートと同時に駆け出し近づいた


「鋼鉄の肉体!」
「なっ!?」


瀧風は斬りかかった、その寸前にコングマンの肌色が変わり、斬る事は出来ず弾かれた。コングマンはそれを見逃さなかった


「ファルコンビレッジ!」
「がッ!」
「グレイトアッパー!」
「ごふっ!」


コングマンは隙をついて膝蹴りに続いて空中に居るにも関わらず2連撃のアッパーをくらわせた。瀧風は飛ばされたが体を持ち直した。


「ッ!(こいつ、強い!)剛招来!」


瀧風は気合を入れ、力を上げた。そしてシデンを構え治して、駆け出す。




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