テイルズオブフューチャー異世界の旅人

□テイルズオブフューチャー異世界の旅人第九話〜対決!アサワール!〜
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滑稽だ、とアサワールはわざとらしく瀧風の耳元で呟いた。瀧風はシデンを振ったが無情にも既にアサワールはその場に居なくクザフの近くに居た。
そして、憎たらしい笑みを浮かべる。


「図星か?瀧風」
「…………………な」
「聞こえないな、しっかり言ったらどうだ?瀧風」
「……く………ぶな」
「どうした?我に何か言いたいのだろう。瀧風」
「気安く呼ぶな───ッっ!!!!」


瀧風からはたった一言しか言わなかった。アサワールは歓喜したように口元を歪ませた。


「何を気安く呼ぶんだ?瀧風」


瀧風は顔をあげ、銃を上に向けた


「俺の名を……気安く呼ぶなと言っているんだ!!流星弾!」


瀧風が放った銃弾は天に向かった。そして続けざまに銃口をアサワールに向けて、引き金を引く。


「旋雷弾!」
「甘い!」


アサワールは軽く弾いたが、瀧風は一瞬でアサワールの近くまで接近して居た。
その手にはシデンがしっかりと捕まれている。


「龍旋剣!」
「黒龍真空破!」


瀧風とアサワールの技はまた相殺したが、瀧風は笑っていた。アサワールが疑問を持った時に、頭上から銃弾が無数に降り注いだ。


「何……!?」


アサワールは上を向いた瞬間、銃弾の雨が降りかかって来たいたのにも関わらず、彼は避けるという行動をしなかった。しかしアサワールは平然としていた


「その程度の実力か……まだまだだな、瀧風よ」
「俺の名を口にするなッ!」


瀧風は怒鳴ったが、アサワールは反応を見せずに赤紫の穴に入っていき、アサワールが赤紫の穴に入り終わった瞬間、その穴は閉じ、何もなかったような景色になった。
瀧風は思わず地団駄を踏んだ。


「…………ッ……クソッ!」
「瀧風……」


瀧風は拳を握りしめ歯をくいしばっていた。
銀真はただそれを見ていた




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