テイルズオブフューチャー異世界の旅人
□テイルズオブフューチャー異世界の旅人第九話〜対決!アサワール!〜
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「じゃ、いくか銀真」
「だな、タイミングはどうする?」
「アンタに任せるさ」
「あんな作戦のタイミングを任されたって難しいぞ」
作戦実行のタイミングの会話をするが、どちらも合図しない。
じれったくなった瀧風は吐息を吐いた。
「ま、どうにかなるさ」
「なるといいけどね……いきますか!」
結局銀真が言うことになった。
テイルズオブフューチャー異世界の旅人第九話〜対決!アサワール!〜
「いくぞ、瀧風!」
「あぁ!」
銀真が走り出した瞬間、瀧風は地面に何かを撃った。するとアサワールを中心に砂煙がまった。
「目眩ましのつもりか……だが…我には意味は無い!」
アサワールは剣を一閃した後、砂煙はアサワールの周りから吹き飛んだ。そこには走ってくる瀧風しか居なかった。
「龍旋剣!」
「甘いな!黒龍真空破」
「くっ!」
瀧風とアサワールの武器がぶつかり合い、火花が辺りに散った瞬間。瀧風はアサワールの剣を踏み台にし、跳んだ。そしてそこには砂煙の中から低い姿勢でアサワール向かって走っている銀真の姿があった
「でぇりゃあ!」
「何っ!」
銀真は横一閃。しかし、アサワールは跳んで避けたが、瀧風が銃を構えていた。
無論、瀧風がこの好機を逃すはずがない。
「旋雷弾!」
「くっ!?」
瀧風は弾を撃ったがアサワールは全身をひねりながら弾いたが、
「雹雨!」
「何っ!?ぐぁ!」
突然の後ろからの攻撃にアサワールは反応出来ず矢が刺さった
「ナイスすぎるタイミングだね〜ウッドロウ陛下?」
「ふっ……私もただ見ているわけにはいかなかったのでね」
瀧風が見た先には、弓矢を構え、微笑するウッドロウがいた。
銀真は何だか、競馬を予想するおっさんのような気難しい表情をしていた。
「瀧風の賭けは当たりか…」
「どういう事だい?」
「瀧風は賭けをしてたのさ。あ、瀧風ってのは彼処に居る子ね」
それから銀真は作戦を聞いていた時の話を始めた。
ウッドロウは興味があるので、耳を傾ける。
──瀧風の援護はどうした。
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