テイルズオブフューチャー異世界の旅人

□テイルズオブフューチャー異世界の旅人第八話〜ハイデルベルクでの戦い〜
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「はぁぁぁっ!」
「ふっ……あまりにも笑えるな貴様の反応は……甘い!」
「うわっ!」


瀧風は荒々しくとも早く攻めていたが、アサワールにことごとく防がれ、わずかに出来た隙をアサワールは逃さずに足払いをし瀧風の体制を崩した。


「前に言っただろう?どんな事にも平常心を保てと」
「くっ……旋雷弾!」
「ふっ……我が隙をみせていたか……」
「はぁ…はぁ……テメェは許さねぇ……絶対に!」
「助太刀するぜ!フレイムランス!」
「なっ!?」


突然降り注いだ業火の槍にアサワールは避けられず業火に飲まれた


「銀真…か……?」
「大正解、大丈夫か?」
「あぁ……大丈夫だ、それよりバルクとサイクスを知らないか?」
「あぁ……そういえば倒れてる人の中に見たことあるヤツが居たからさっき居たアンタの妹に頼んどいたよ」
「すまないな銀真」
「良いってことさ。それよか来るぜ」


その時、アサワールを飲み込んだ業火が消し飛んだ。
その先には服が少し焦げたアサワールがいた


「むー……焦げただけか……」
「そんな事はどうでもいい、とにかくアイツを倒すぞ」
「むー、瀧風なんか変だぜ」


何故か突然、銀真が言った。瀧風はアサワールを強く睨んでいたが、その視線を銀真に向ける。


「なにがだ?」
「アンタが。なんか変だ」
「そんな訳がない俺は普通だ」
「んー……あぁ!わかった!」


銀真は突然何かを考えたのち、急に叫んだ


「何だ?どうした銀真」
「わかったんだよ、アンタが変な理由!」
「だから俺は普通だと……「普通じゃないから言ってんだ!」…わかった、わかった……で?俺が変だと言う理由は?」
「それはな……アンタが復讐に捕らわれすぎているからだよ」
「……!」
「アンタはすごく酷い思いをしたと思う………だからと言って怒りとか、憎しみとかに捕らわれすぎたんだよ、アンタは」


瀧風は、急になんとも言えない顔をして下を向いて小さくため息をついた


「はは……ダメだなぁ俺、また仇をとる事ばかりに気をとられちまった、サンキュ。銀真」
「なぁに良いっ……「話しはそれで終わりか?」なっ!?」
「させるかよ!」


アサワールは、一気に近づき銀真に斬りかかったが、瀧風がこれを防ぎ、弾き返した


「ふぅ〜い……助かったよ〜」
「さっきの恩返しだ、気にするな」
「っとお、殺気たっぷりでこちらを睨んでるよ」
「来るぞ」
「イエッサー!」




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