テイルズオブフューチャー異世界の旅人

□テイルズオブフューチャー異世界の旅人第八話〜ハイデルベルクでの戦い〜
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「ゲホ、ゴホ……ハァ……はぁ」
「ほう、さっき怪我してさらに爆炎を受けたのにもかかわらず意識を保つとはなだが安心しろ、楽にしてやる。獅子戦吼」
「ガハッ………」
「バルク!」


バルクは至近距離でアサワールの技をくらい、吹き飛び気絶した。


「くっ…バルク!」
「さて………次は貴様か……」
「………こい」
「ふ、無謀と言う言葉とは──」


アサワールはサイクスの目の前から消えた


「な!? ぐ……っ!」
「──貴様の事を言うのだろうな!瞬刀連閃!」
「ぐわぁぁっ!!」


アサワールはサイクスの後ろに出てきて蹴り飛ばしまた消え、サイクスが飛ばされた所に出て連続で斬られて、サイクスは気を失った。


「フム……ウッドロウに会いに行こうか」


謁見の間


「フム……ここが謁見の「貴様は何者」邪魔だ」
「うっ……」


アサワールは、近づいてきた兵士に剣を無心で刺して、絶命させた


「さて……あなたがウッドロウですか?」
「確かにそうだが……何者かね君は?」


ウッドロウは兵士を絶命させた者に静かな怒りを視線で与えている。


「まぁウッドロウ殿、そう気をとがらせずに」
「君は大切な民を殺した。それなのに平然と接しろと言うのかね君は?」
「フム……さすがに器が大きなウッドロウ王でもたった一人の人間に情をうつすのですか……滑稽ですな」
「貴様ッ……」


ウッドロウが立ち上がろうとした瞬間


「アサワール!!!」
「………やっと来たか…瀧風よ」
「うぅぅおぉぉぉぉっ!」
「ふっ……」


ガギィィン!! と鉄と鉄がぶつかる音がしたがそれはあまりにも鈍い音であった。


「やっと見つけたぞ!アサワール!!」
「貴様はあの時から変わらず死んだ者の為に動いているのか?」


アサワールは瀧風を押し返したが瀧風は体制をすぐに直し、また斬りかかった。


「うるせぇ!蒼空の仇は絶対とる!!」
「未だに過去に捕らわれているのか?……滑稽だな」
「………ッテメェ!」


瀧風は荒々しくアサワールを押しているがアサワール自身は怪しく笑っていた。


「そうそう、バルクとサイクスをここに来るように仕向けたらしいが」


アサワールがそう言うと瀧風は攻撃の手を止めた


「まさか……お前……」


そう言うとアサワールは口元を歪ませた。


「………テメェ!!」


一気に近づき攻撃の手を早めた。しかし、アサワールに攻撃は届かない。


「ふっ……(攻撃が荒々しくなっている、馬鹿め…)」



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