テイルズオブフューチャー異世界の旅人

□テイルズオブフューチャー異世界の旅人第7話〜ハイデルベルグへと〜
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そして、夜がふけると同時にとても小さな銃声が聞こえた。

次の日…


「ふぁー…おはようございます…瀧風さん」


バルクはまだ寝ぼけており目をこすっている、瀧風は何処からか調理器具を出し肉を焼いていた。


「ん?あぁおはよう」
「……俺も居るんだがな」
「あ! すいませんサイクスさん」
「昨日も言っただろう。さん付けはよせと」
「あ、はい…でも慣れてしまったんですよ」
「瀧はさん付けされるのは嫌いみたいだな」
「おーい、本人が居るのにそんな話するか普通?」
「あ、すいません瀧風さ…いえ。瀧風」
「うん良いよ。バルク、飯できるから咲起こしてきて」
「わかりました」


バルクがテントに行った後、サイクスが瀧風の方を向いた


「どうしたー?サイクス」
「瀧、お前何処でこれを手にいれた?」
「あー…やっぱりサイクスには、ばれたか」
「一体何なのだこれは?」

「猪の肉」
「そうか…猪の肉か…鍋にした方が良くないか?」
「いやいや…もう完成するから諦めろ、サイクス」
「あぁ…」
「おはよーお兄ちゃん…」


咲は目を擦りながら歩いてこっちに来てる


「転ぶなよー」
「転ばないよ…キャッ!」
「…瀧、予想は当たったな」
「だな」
「大丈夫?咲ちゃん」
「大丈夫だよバルク君」
「おーい二人共、イチャついてないで手伝えー」
「イチャついてないですよ!瀧風」
「そうだよ、お兄ちゃん!」


まったく…合わせて反論する所がイチャついてるんだよ、と瀧風は黒いオーラ丸出しで呟いていた。
サイクスは近くにいたため、直に恐怖を感じていた。


しばらくして…


「さぁ行こうか」
「「おー」」
「あぁ…」
「そんじゃ出発」


雪原


「寒い…」
「寒いよーお兄ちゃん、毛布…わぷっ」
「これで文句無いな、咲」
「プハッ何すんのさ!お兄ちゃん!」
「毛布を渡したんだから文句無いだろ」
「そうだけど…ってあれ?ローブっぽくなってる」
「だから文句無いなって言ったんだ」
「……ずいぶん用意周到だね」
「はやく行くぞ」
「はーい」


ハイデルベルク


「いやはや、やっと着いた…」
「疲れた…」
「お疲れ」


お疲れ、と瀧風は言ってるが言った本人は平然としていた。


「さて、この手紙をウッドロウ王に渡すかな」





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